雲烟模糊(うんえんもこ)の意味と読み方 - 四字熟語辞典
四字熟語辞典「雲烟模糊」の意味を解説します。
雲烟模糊
- 読み方
- うんえんもこ
- 意味
- 雲やかすみ・もやがたちこめて、はっきりしないようす。
- タグ
- 「う」から始まる四字熟語




「雲烟模糊」は、物事が明確でなく、あいまいで見えにくい状態を表す言葉です。例えば、情報が錯綜していたり、あるいは感情や思考が複雑で、決定的な判断ができない場合に用いられます。また、意図的に曖昧さを持たせることで、他者に影響を与えたり、意図を隠したりすることもあります。
現代社会においては、情報が氾濫し、真偽を見分けることが難しくなっています。また、誰でも自由に情報を発信することができるため、意図的な偽情報や誤解を招く情報も溢れています。こうした状況下では、「雲烟模糊」な情報や意見が蔓延しやすく、正確な情報を得ることがますます困難になっています。
一方で、「雲烟模糊」な状態は、人間の思考や感情の複雑さを表しているとも言えます。あいまいであるからこそ、物事の多面性や深みを理解できることもあります。そのため、「雲烟模糊」な状態を受け止め、適切に判断する力が求められています。
語源・由来
「雲烟模糊」という言葉の語源は、中国の古典的な文献や詩に由来しています。具体的には、『詩経』や『論語』、『文選』などの古典的な書物にこの言葉が見られます。
「雲烟模糊」という表現は、雲や煙がもろに人の目にかかると、その物事が見えにくく、はっきりしなくなることから、物事が曖昧であるさまを表現するようになりました。
また、この言葉は、中国の伝統的な美意識にも関係しています。中国の絵画や詩歌には、曖昧であいまいな表現がよく使われ、その美しさが称賛されてきました。こうした美意識が、後に「雲烟模糊」という言葉にも表れていると言えます。
例文
- 彼女の言葉が雲烟模糊で、何を言いたいのか理解できなかった。
- この政策については、賛否両論あるため、まだまだ雲烟模糊な状態が続いている。
- その作品は、作者の意図が雲烟模糊で、解釈が分かれるものになっている。
- あの政治家は、雲烟模糊な言葉を使って、選挙前にはどちらにでも取れる発言をしていた。
- 最近のマーケットの動向は、雲烟模糊で、将来の見通しが立てにくい状況だ。
