阿修羅道(あしゅらどう)の意味と読み方 - 四字熟語辞典

四字熟語辞典「阿修羅道」の意味を解説します。

阿修羅道
読み方
あしゅらどう
意味
強い闘争心と猜疑、嫉妬、執着の心をいう。地獄、餓鬼、畜生、人間、天上と並んで六道のひとつとされる修羅道の世界。
タグ
「あ」から始まる四字熟語
阿修羅道

阿修羅道(あしゅらどう)の意味・由来・使い方を徹底解説|怒りと争いの世界

「阿修羅道(あしゅらどう)」とは、仏教における六道(ろくどう)の一つであり、怒りや嫉妬、争いが絶えない世界を指します。阿修羅は元々インド神話に登場する戦いの神であり、仏教に取り入れられてからは「怒りに満ちた存在」として位置づけられました。
阿修羅道は、修羅(しゅら)とも呼ばれ、人間の持つ嫉妬や怒りといった負の感情が強く現れる状態を表しています。このため、阿修羅道に落ちると、終わりのない争いが続く苦しみの中に身を置くことになります。

「阿修羅道」の語源と由来

「阿修羅道」の語源は、インド神話に登場する「阿修羅(アスラ)」に由来しています。
阿修羅は元々善神でありましたが、後に悪神として位置づけられ、怒りや争いを象徴する存在となりました。
仏教において阿修羅は「六道」の一つに分類され、人間の怒りや嫉妬、争いの苦しみを象徴する存在とされています。

「阿修羅道」の仏教における位置づけ

仏教では、人間が死後に行き着く可能性のある六つの世界(六道)として以下のものが挙げられます。

  • 天道(てんどう):幸福に満ちた世界
  • 人道(にんどう):人間界
  • 修羅道(しゅらどう):怒りや争いの世界
  • 畜生道(ちくしょうどう):本能に支配される世界
  • 餓鬼道(がきどう):飢えと渇きに苦しむ世界
  • 地獄道(じごくどう):激しい苦しみの世界

阿修羅道は、この中でも「怒り」や「嫉妬」により苦しむ世界です。修羅は強い力を持ち、天道の神々と戦いを続ける存在とされており、その終わりのない争いが阿修羅道の本質とされています。

「阿修羅道」の具体的な使い方と例文

「阿修羅道」は、比喩的に争いや対立が絶えない状況を表現する際に使われます。以下に例文を紹介します。

  • 人間関係の対立
    例文:「派閥争いが激しく、会社内はまるで阿修羅道のような状態だ。」
    → 争いや対立が絶えない状況を指す。
  • 政治や国際関係
    例文:「国同士の対立が続き、世界情勢は阿修羅道に陥っている。」
    → 終わりのない争いの状態を比喩的に表現。
  • 個人的な葛藤
    例文:「彼は怒りに囚われており、まるで心が阿修羅道に落ちているようだ。」
    → 怒りや嫉妬に支配された精神状態を示す。

「阿修羅道」の類語と関連表現

「阿修羅道」に関連する言葉や類語には、以下のような表現があります。

  • 修羅場(しゅらば) – 激しい争いや修羅のような状況。
  • 煉獄(れんごく) – 苦しみや苦難に満ちた状態。
  • 血みどろ – 血を流すほどの激しい争い。
  • 争乱(そうらん) – 争いが激しく混乱した状態。

「阿修羅道」が現代社会で果たす役割

現代社会においても、「阿修羅道」の概念は人間関係や社会構造に反映されています。
例えば、職場内での派閥争い、SNSでの誹謗中傷、政治的対立などは「阿修羅道」の状態と言えます。
このような状況に巻き込まれると、人は怒りや嫉妬に支配され、心が荒んでしまいます。仏教では、阿修羅道に落ちた魂は輪廻転生を通じて修行し、怒りや嫉妬から解放されることで再び人道や天道に戻ることができるとされています。

「阿修羅道」のビジネスや人間関係への応用

「阿修羅道」の状態を避けるためには、以下のような対応が有効です。

  • 怒りをコントロールする – 怒りに支配されず、冷静に状況を判断する。
  • 嫉妬を克服する – 他人と比較せず、自分自身の成長に集中する。
  • 対立を回避する – 無意味な争いを避け、協調と理解を優先する。
  • 冷静な対話を心がける – 感情的になる前に、一歩引いて状況を見つめる。

「阿修羅道」のまとめ

「阿修羅道(あしゅらどう)」は、怒りや嫉妬、争いが絶えない苦しみの世界を表す仏教用語です。
現代社会においても、職場や人間関係での対立や競争、SNSでの炎上などは「阿修羅道」の状態と見ることができます。
怒りや嫉妬に振り回されることなく、冷静に物事を見つめることで「阿修羅道」から抜け出し、心の平穏を取り戻すことが可能となります。
「阿修羅道」の教えを現代の生活に活かすことで、心の安定と人間関係の改善に役立てることができるでしょう。

「あ」から始まる四字熟語

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人に害をなす化け物を、祈祷によって人間の意に従わせること。
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老人をいたわり、大事にすること。
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