歌番号33-歌人:紀友則(きのとものり)

小倉百人一首

上の句

久方の ひさかたの
光のどけき ひかりのどけき
春の日に はるのひに

下の句

しづ心なく しずごころなく
花の散るらむ はなのちるらん

久方の 光のどけき 春の日に

しづ心なく 花の散るらむ

歌人

紀友則 きのとものり

音声で読み上げ


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紀友則とは

紀 友則(き の とものり、承和12年(845年)? - 延喜7年(907年))は、平安時代前期の歌人・官人。父は宮内権少輔・紀有友(有朋)。子に清正・房則がいる。紀貫之の従兄弟にあたる。官位は六位・大内記。三十六歌仙の一人。 40歳過ぎまで無官であったが、和歌には巧みで多くの歌合に出詠している。寛平9年(897年)に土佐掾、翌昌泰元年(898年)に少内記、延喜4年(904年)に大内記に任ぜられる。 紀貫之・壬生忠岑とともに『古今和歌集』の撰者となったが、完成を見ずに没した。『古今和歌集』巻16に友則の死を悼む貫之・忠岑の歌が収められている。『古今和歌集』の45首を始めとして、『後撰和歌集』『拾遺和歌集』などの勅撰和歌集に計64首入集している。歌集に『友則集』がある。 逸話 寛平年中に禁中で行われた歌合に参加した際、友則は左列にいて「初雁」という秋の題で歌を競うことになった。そこで「春霞かすみて往にし雁がねは今ぞ鳴くなる秋霧の上に(=春霞にかすんで飛び去った雁が、今また鳴くのが聞こえる。


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